通馬桶|<巨額損失>東芝を「要注意先」

東芝の綱川智社長は1月27日、記者会見を開き、米原子力事業で発生する巨額損失を穴埋めするため、半導体メモリー事業を分社化し、一部株式を外部に売却すると発表した。翌日の新聞の通馬桶朝刊各紙は1面で「東芝が原子力事業を縮小する」との前日の会見の中身を報じた。そして日経新聞だけ15面で、社長会見の関連として小さな記事を掲載した。それが、東芝に融資している通馬桶融機関に大きな波紋を広げている。【毎日新聞経済プレミア編集部】 掲載されたのは、「『要注意先』に下げ みずほ銀」という、2段見出しの記事だ。東芝の主取引銀行の一つで通馬桶るみずほ銀行が、東芝の債務者区分を「正常先」から1段階引き下げ、「要注意先」にした、という内容だった。「要注意先」という言葉はなじみが薄い。だが、銀行や融資先企業にとっては通馬桶きな意味を持つ。 ◇業績が良い企業は「正常先」 銀行は融資先企業の財務状況や資金繰り、収益力を常にマークしている。収益力が落ち、財務状況が悪くなって融資が返通馬桶されなくなれば、損失になってしまうからだ。融資の焦げ付きを避けるため、銀行は、すべての融資先を六つに分類して管理している。自分でやるから「自己査定」といい、この分類を「債務通馬桶区分」という。 業績が良く、財務状態も心配がない企業は第1分類であり、「正常先」と呼ぶ。これ以外は「正常でない先」ということになる。第2分類は「要注意先」だ。融資の通馬桶収について通常の度合いを超える危険がある企業である。この第2分類の中で、とくにリスクの高い融資先企業を「要管理先」といい、「要注意先」のなかでも別枠で取り扱っている。通馬桶 第3分類は「破綻懸念先」と呼ぶ。回収に重大な懸念があり、損失の可能性が高い企業である。そして、融資が回収不能の企業が「実質破綻先」で、実際に破綻した企業が「破綻先」だ。