通馬桶|<福島2号機>作業1人5分、数十秒で警報音

東京電力福島第1原発2号機の格納容器の内部調査は、溶融燃料の全体像を把握できないまま終わった。内部の放射線は人が数十秒で死亡するほど強く、人類にとっては「未知の領域通馬桶」。調査の切り札となるロボットも短時間で壊れた。第1原発事故から6年。廃炉作業の最前線に迫った。【柳楽未来】【こびりついた黒い物体】福島原発2号機の内部通馬桶 昨年12月24日の早朝。暗闇の2号機原子炉建屋に、総合重機大手IHIや、関連企業などの作業員ら26人が集まった。タイベックスーツ(防護服)の上に、専用のカッパ通馬桶を着込み、手袋を4枚重ねて、手首にはビニールテープを巻いた。真冬なのに汗ばむほどだ。 1~3号機では計1496体の核燃料が溶融。廃炉のためには位置や量を把握通馬桶る必要がある。26人は、遠隔操作の機械を使ってロボットの入り口となる穴(直径11.5センチ)を格納容器に開けるのが任務だ。北海道の関連会社社員、石田亮介さん(28)通馬桶は貫通を終えた機械を現場から撤去する作業などを担当した。 最大の敵は放射線だ。石田さんはさらに重さ10キロの鉛ジャケットを着込んだ。作業時間は1人5分。被ば通馬桶く量を1日当たり3ミリシーベルト以下にするため、身につけた線量計は1.5~2ミリシーベルトでアラームが鳴るように設定されており、その5分の1ごとにも音が鳴る。通馬桶 「ピッ」。建屋に入ると数十秒で最初の音が鳴った。「もう鳴るの?」。思わず心の中でつぶやいた。放射線の強さは場所によって大きく変わる。事前訓練で強い地点を頭にたたき通馬桶込んだが「作業に集中して、無意識のうちに強い場所に立っていた」。 焦る気持ちを抑えつつ、自然と作業の手の動きが早まる。その時、ボルトを回す機械の部品が外れ落通馬桶ちて、床を転がった。「やばい。時間がない」と思った瞬間、冷や汗で全面マスクのガラスが白く曇り、視界を遮った。部品を拾い作業を終えたが全身が汗でじっとり湿っていた。