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通水管|天下り温床の“身内意識”丸出し

紙一枚で自由に出入りできたとは、あきれるほかない。文科省の組織的天下り斡旋(あっせん)問題に関連して、同省OBの入構証「文部科学省先輩証」の存在が明らか通水管になった。同省では、OBによる斡旋に違法性はないとの認識で、人事課OBを介した組織ぐるみの違法行為が続いていた。「先輩証」は今年3月末で廃止されたものの通水管、心情的なつながりを示す「先輩」を正式名称に使う感覚は、問題の原因となった“身内意識”の強さの表れといえそうだ。(社会部 寺田理恵) 4月18日通水管、昼下がりの文科省の会議室。外部有識者による再発防止策の検討会で、文科省がOB用パスを3月末に廃止したことを報告した。会合後のブリーフィングで人事課職員通水管が「正式には先輩証」と説明すると、記者団から「えっ、先輩証?」「先輩証だって」と確かめ合う声が漏れた。 部活動の先輩・後輩関係のような絆を感じさ通水管る「先輩」を、公的な身分証に使うのは違和感があるが、教育行政の所管官庁ならではのネーミングセンスだろうか。人事課によると、組織的斡旋の調整役だった人事課通水管OBの嶋貫和男氏(67)にも、先輩証が発行されていたという。 先輩証は、名刺大の紙をラミネート加工しただけのカード。表に持ち主の名前と退職時の所通水管属、裏面に「庁舎へ入構の際、便利となります」などとの注意書きが記載されているだけだ。顔写真や有効期限の記載はなく、信頼関係で運用されていたようだ。通水管 一般来省者が入構する場合は受付で面接票に必要事項を記入し、訪問先の許可を得る必要があるが、OBはこの先輩証を提示すれば自由に出入りできた。庁舎内で現通水管職職員に接触しても、記録を残さずに済んだだろう。人事課によると、文科省独自のカードで、平成12年度から希望するOBに延べ約1千枚を発行していたという。