通水管|米イージス艦衝突 海の難所でまたも惨事

米海軍イージス駆逐艦がフィリピン籍のコンテナ船と衝突し、7人が行方不明になった事故現場の伊豆半島沖周辺は、幅の狭いルートを多くの大型船舶が航行通水管する「海の難所」として知られており、政府が事故防止のための国際ルールの策定手続きを進めていた最中の悲劇となった。今後の調査や捜査では、回避義務通水管どちらにあったのかや、適切な見張りがされていたかが焦点となる。 ◆ルール策定中 「事故が起きた海域では1日平均約400隻が航行通水管する」。事故を受けて17日、海上保安庁第3管区海上保安本部(横浜市)の三盃(さんばい)晃警備救難部次長はこう説明した。海保によると、東京湾から通水管故が発生した石廊崎(静岡県南伊豆町)沖を経て伊勢湾方面に向かうルートは、東京湾などに次いで船舶交通量が多い「準輻輳(ふくそう)海域」と呼ばれる通水管海域だった。 三盃次長によると、石廊崎の南東約20キロの海域は、タンカーやコンテナ船など、東京湾に出入りする大型船舶の航行が集中。東京通水管への最短ルートになる伊豆半島と伊豆大島の間の幅25キロほどのルートを通るなどするため、過去にも事故が発生している。 平成25年9月には通水管、日本の貨物船とシエラレオネ船籍の貨物船が衝突し、日本船の乗組員6人が死亡。半年前の同年3月にも、負傷者はいなかったものの、韓国船籍の貨物船と通水管本漁船が衝突している。海上保安庁は衝突リスク軽減のため、伊豆大島西側の海域で、北上する船は東側、南下する船は西側を通る航路の設定を決定。国際的通水管に統一された航路とするよう国際海事機関(IMO)に提案していた。今月16日の委員会で採択され、来年1月の航路設定が決まったばかりだった。