通水管|元組長がもてなす子ども食堂

三重県伊勢市で月1回開かれている「子ども食堂」。主催するのは、元暴力団組長という意外な経歴の持ち主だった。「道を踏み外した自分だからこそ、子どもたちが安心できる居場所を通水管作れる」。元組長はそう信じて、子どもたちを優しく見守っている。【写真】暴力団組長だった頃の新垣玄龍さん=2008年に那覇市内で撮影、本人提供 「いた通水管だきまーす!」 4月下旬。「伊勢こども&オジーオバー食堂」の会場に、子どもたちの元気な声が響いた。 この日のメニューはハヤシライス。「おいしいね」「ニン通水管ジン、うまく切れてる」。子どもたちが声を弾ませる姿を、主催者の新垣玄龍(げんりゅう)さん(43)が優しく見守る。昨年9月から無料で始めた「こども食堂」は、多い時には子ど通水管からお年寄りまで20人以上が食卓を囲む。 新垣さんは、かつて暴力団の世界に身を置いていた「元極道」だ。4年ほど前までは、指定暴力団傘下の組長だった。 沖通水管縄県浦添市の貧しい家庭で生まれ、中学生の時に先輩に誘われて暴力団事務所で電話番をした。もらった小遣い1万円で焼き肉をたらふく食べ、「ヤクザは大金を持っていて、かっこいい通水管。金があれば全て解決出来る」。20代で暴力団組員になり、32歳で組長を任された。高級車を乗り回し、豪邸も建てた。 だが、現実は甘くなかった。恐喝未遂や威力業務妨通水管害容疑などで何度も逮捕され、刑務所には2度入った。金を手にしても刑務所にいる自分に、むなしさを感じるようになった。「お金が全てではない」。生き方を見直すようになった。