通水管|吃音を抱えてどう生きるか

 幼少期には10〜20人に1人の割合で発症し、成人の100人に1人が抱えているとされる「吃音」。しゃべり方をからかわれ、コミュニケーションを恐れる人もいる。「コミュ力」が強調される社会で、どう生きればいいか。吃音について研究通水管し、自身も当事者である東京工業大学准教授・伊藤亜紗さんと、吃音のある人に向けても講演などを行っている劇作家で演出家の平田オリザさんの2人が、吃音とコミュニケーションについて語り合った。(Yahoo!ニュース 特集編集部)通水管自分の中に編集者がいる伊藤亜紗さんは物心ついたころから吃音と向き合ってきたというが、今はあまり現れない。治ったわけではなく、話すときに吃音が出そうな単語を同じ意味の別の単語に言い換えている。伊藤:自分の中に“通水管編集者”がいる感覚です。「Aというワードを使いたいけど、Aだと吃音が出て言えないから、同じような意味のBというワードを使いましょう」と。いつからか覚えていないくらい前から“言い換え”はあって、今はもう無意識でやっています。ど通水管 撮影:木村直軌――吃音の方はみなさん言い換えをしているのでしょうか。伊藤:人それぞれです。吃音を隠したくても隠せない人もいるし、言い換えとは別の工夫をして回避する人もいて。「あー」とか「えー」などの音を言葉通水管の前に入れる、違う人格を演じる、リズムに乗るなどいろいろな方法があります。平田:従来でいうところの「治療法」として演劇は昔から使われていて、セリフならば吃音が出ない人もいます。それが生活に応用できるかは人それぞれのようで通水管すが。伊藤:外国語で話すと吃音が出ないという人もいます。英語でアクセントを強調してしゃべるとリズムに乗って言えるとか、演劇と同じで人格が少し変わるという原因もあるかもしれません。平田:吃音のある人の集まりに行ったり、通水管吃音の本を読んだりはしましたか。伊藤:していません。どういうときに吃音が出るのかを自分で研究していました。研究者になり、視覚障害など他人の体の研究をする中で、自分の体の特徴のひとつである吃音についても調査を始めました。 #=========#